『幸せになる勇気』とは④

まずは目の前の人に、信頼を寄せる。目の前の人と、仲間になる。こんばんは、とーきびです。

土曜日は楽しく過ごせましたか。

 

突然ですが、みなさんは

仕事やプライベートで信頼関係を築きたいと思うことはありますか。

 

自分は仕事でもプライベートでも、

人と「信頼関係を築きたい」と望んでいるのですが、

この普段何気なく使っていた「信頼」とは何かということか、

幸せになる勇気』を読んでより理解できました。

 

「信頼」と似た言葉に「信用」という言葉があります。

 

アドラーが言うには、

「信用」とは、

相手のことを条件つきで信じること、

「信頼」とは、

他者を信じるにあたって、いっさいの条件をつけないことと言っています。

 

仕事の関係は、利害関係があり、どちらかといえば「信用」にあたり、

利害関係がなく、その人自身を信じていることが「信頼」にあたり、

この関係を「仕事の関係」に対して、「交友の関係」と呼んでいます。

 

プライベートもそうですが、

職場でも、「仕事の関係」を越えた「交友の関係」を築くことができれば

仕事もプライベートも「信頼」できる仲間と一緒に過ごすことができると感じました。

 

ただ、そのような信頼関係を結ぶには、

人に信頼してほしい、と乞うわけではなく、

まずは目の前の人に、自分が信頼を寄せる。目の前の人と、仲間になる

という、まず自分からという姿勢が必要だと説いています。

 

どちらかといえば、自分は

職場では待ちの姿勢で、積極的に信頼しよう、仲間になろう、

といった感じではなく、淡々と仕事をこなしていたように思います。

 

まずは、職場の方に対して、一緒に楽しく仕事ができる仲間だという風に

意識を変えるところから始めていこうと感じました。

 

みなさんも仕事もプライベートも理想の人間関係を築けることを願っています。

 

それではみなさま、今日も寒いですが体調に気を付けて良い週末を。 

 

与えるからこそ、与えられる。

「与えてもらうこと」を待ってはならない。

心の物乞いになってはならない。

 

by 『幸せになる勇気』 哲人の言葉より抜粋

 

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

『幸せになる勇気』とは③

おはようございます、とーきびです。

今週もお疲れ様でした。

 

寒い日が続きましたが、体調はいかがでしょうか。

 

個人的な話になるのですが週初めに高熱で会社を休み、

ただ今週金曜日にリリースだったため、

火曜~金曜は毎日22時前後まで残業という、なかなかハードな一週間でした。

 

プログラミングをしていると、調子が上がってきて、

久しぶりのプログラミングハイ状態だったので、気持ち的には楽しく過ごせました。

 

無事に納期にも間に合い、

達成感とともにやってくる欲求が本日のテーマになります。

 

リリースの報告をした際、

上司に「よく頑張ったね」、「おかげで助かったよ」と言ってもらいたい

承認欲求」が自分にも多少やってきました。

 

「ここの部分が大変だったんですよね」などと上司に話しながら、

労いの言葉を期待したりしている自分もいました。

 

少しは承認を求めても良いとは思うのですが、

承認欲求を満たすために仕事をしていると、

アドラーは、

承認欲求に終わりはなく、

どれだけ褒められても、次に求めることは褒められること

死ぬまで褒められることを求め、それは依存していることであって自立ができない

と言っています。

 

仕事をする目的を、

依存につながる承認欲求ではなく、

自分が成長したり、経済力が上がったり、仕事仲間と協力して目標を達成したりなど、

自立につながる欲求につなげていきたいと感じました。

 

仕事の価値は、人それぞれですが、

自立とは、自らの価値を自分で決定すること

とも表現されています。

 

自分で価値を決定して、依存せず、成長していきたいですね。

それではみなさま、体調に気を付けて良い週末を。

 

 

人と違うことに価値を置くのではなく、

「わたしであること」に価値を置くのです。

それが本当の個性というものです。 

by 『幸せになる勇気』 哲人の言葉より抜粋

 

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

『幸せになる勇気』とは②

こんばんは、とーきびです。

週末は楽しく過ごせましたか。

 

今の会社では、フリーランスで入ったばかりなので教えてもらう側ですが、

幸い親切に必要なことを教えてくださる上司に感謝しております。

 

ちなみに前の会社では、教える側でした。

 

またさらに前の会社では、

怒鳴る上司や、一回につき2時間説教する先輩もいらっしゃいました。

 

『幸せになる勇気』には、教育者が意識することについても書いており、

自分の体験に当てはめると、

 

自分は前の会社で後輩に教える際、

怒鳴ったり、説教する先輩を反面教師にしてきたつもりでも、

口調で高圧的に関わってしまっていたことも

沢山あったなと反省するところがありました。

 

『暴力』についての考察も学ぶところが多く、

下記の格言にすべて詰まっているなと思います。

 

今回は短いのですが、これにて失礼します。

それでは、来週も頑張りましょう。

 

暴力とは、

どこまでもコストの低い、

安直なコミュニケーション手段なのです。

 

これは道徳的に許されないという以前に、

人間としてあまりに未熟な行為だと言わざるをえません。

 

暴力とまではいかなくとも、

声を荒げたり、机を叩いたり、また涙を流すなどして相手を威圧し、

自分の主張を押し通そうとする人がいます。

 

これらの行為もまた、

コストの低い「暴力的」なコミュニケーションだと考えねばなりません。

 

by 『幸せになる勇気』 哲人の言葉より抜粋

 

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

『幸せになる勇気』とは①

こんにちは、とーきびです。

今週もお疲れ様でした。

 

週末は雨で、気温の変化も激しいので体調に気を付けましょうね。

 

先週まで『嫌われる勇気』の感想をまとめていると、

自分の生活にも役立つことが多いことにあらためて気づくことが沢山ありました。

 

そのため、今週からは、

『嫌われる勇気』の続編、

『幸せになる勇気』についても、この勢いでまとめようと思います。

 

数年前にこちらも読んだのですが、

一番心に残っているのは、哲人がカウンセリングの際に使用する

『三角柱』のお話でした。

 

哲人は、悩みを抱えたカウンセリングを受けに来た方にこの三角柱を渡し、

3面のうち、各面に記載のどのテーマでも良いので話すように伝えます。

 

三角柱は、下記のように正面から見て側面が2面あります。

 

「1.悪いあの人」

「2.かわいそうな私」

 

f:id:to-kibi:20191124112914p:plain

 

自分がこの三角柱を渡してもらったら、

おそらくこの2つのテーマで、哲人に話を聞いてもらいたいと思うかなと感じました。

 

ただ、自分の悩みについて、

確かにこの2つのテーマで話を聞いてもらいたいのですが、

気持ちは多少スッキリしても

根本的には悩みは解決しないのではと思います。

 

そこで残りの1面に記載のテーマになります。

 

これは三角柱を正面から見たら見えない面ですが、裏側に書いてあるテーマは、

「3.これからどうするか」

 

『嫌われる勇気』にも記載があった

「目的論」に通ずるものがあると思います。

 

過去の不幸な出来事で自分の人生が決定されるのではなく、

不幸な出来事に対しても「どのような意味を与えるか」によって、

不幸だった「過去」をも肯定し、

「いま、ここ」を生きる自分が、自分の人生を決定すると言っています。

 

自分も悩んだときは、

1,2については多少はきだしつつ、

「3.これからどうするか」

 を考えて、これからを楽しみに生きていきたいと思います。

 

 

それでは、みなさま良い週末を。

 

「悪いあの人」

「かわいそうな私」

 

そう。カウンセリングにやってくる方々は、

ほとんどがこのいずれかの話に終始します。


われわれが語り合うべきは、まさにこの一点、

「これからどうするか」なのです。

 

by 『幸せになる勇気』 哲人の言葉より抜粋

 

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

『嫌われる勇気』とは何なのか⑥

こんばんは、とーきびです。

週末は楽しく過ごせましたか。

 

いよいよ『嫌われる勇気』について、最後の記事となります。

 

アドラーは、どうすれば人は幸せを感じられるかという問いに、

所属する共同体に対して、

自分が「貢献している」と実感を持つことと説いています。

 

共同体は、会社でも、家族でも、社会でも、世界でも、

自分が所属する大小様々なコミュニティ全てを指しています。

 

今回は自分が所属する会社という共同体での幸せを考えてみます。

会社の場合、会社に貢献していると実感することが幸せを感じることになるわけですね。

 

 

ただ、ここで注意したいこととしては、

所属する会社の経営者から、

「『嫌われる勇気』の本に共同体に貢献することが幸せと書いてあるのだから、

会社に貢献しなさいと言われて貢献することや、

 

上司が部下に自発的に貢献するように仕向けているにもかかわらず、上司が

「私はやれと言っていない、あくまでも部下が自発的に貢献しようとしたのだ」

自発的な貢献の押し付けが行われている場合、

それは本人の幸せにはつながらないと言っています。

行き過ぎると、これはブラック企業や過労による自殺などにも繋がります。

 

そのような場合には、毅然とした態度で上司に反論することも大事かと思います。

 

自分の場合、

新入社員で入った会社では、とにかく上司と摩擦を起こしたくないと、

すぐに謝ったり、明らかに納得いかない理不尽な場合も反論しないなど、

上司に嫌われないように仕事をしていました。

 

そんな風に他人との摩擦を恐れている人に、

アドラー

嫌われることを恐れず、『嫌われる勇気』をもって、

幸せへと飛び出していくことを後押ししています。

 

さらに、

嫌われることを恐れ、

上司の間違いを指摘せず反論しなくなれば、

組織は衰退するとも言っています。

 

会社に限らず、自分の所属する共同体に貢献することで幸せを心から感じるには、

時には『嫌われる勇気』をもって、自分も上司・家族・友人に向き合い、

今後も繁栄し、お互いに幸福を感じられる共同体を作っていけたらと感じました。

 

嫌われる勇気 』の感想について長くなりましたが、

お付き合いいただきありがとうござます。

 

それでは、来週も頑張りましょう。

おやすみなさい。

 

幸せになる勇気には、

「嫌われる勇気」も含まれます。
その勇気を持ちえたとき、

あなたの対人関係は

一気に軽いものへと変わるでしょう。

by 『嫌われる勇気』 哲人の言葉より抜粋

 
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

『嫌われる勇気』とは何なのか⑤

おはようございます、とーきびです。

一週間、お疲れ様でした。

 

新しい職場になって1か月と2週間がたち、仕事に慣れてきました。

ところが、他の方も自分と同じ仕事を受け持つことになり、

すごいスピードで質の高い仕事をしているところを見ると、

若干へこむこともありますね。

 

先日、共同体感覚が得られると、

人は幸せや楽しさを感じるというお話をご紹介させていただいたのですが、

どうすれば共同体感覚が得られるかというと、

1.自己受容
2.他者信頼
3.他者貢献

の3つが必要と、アドラーは説いてます。

 

その中でも1の自己受容についてですが、

例えば僕のように、周りの仕事のレベルが高いと

「自分も3日でかかってた仕事が1日で終わる!」と言いたいところですが、

これは「私はできる」と暗示をかける自己肯定であり、

自己受容は、あるがままのできない自分を受け入れ、

できるように進んでいくことと言っています。

 

今の自分を受け入れ、そこから自分は変われると勇気を持つこと

これを意識して最近は仕事をし、

今は1タスクにつき3日かかりますが、

2.5日で終わるよう自分は変われると信じて自分の課題に集中しているところです。

 

人と比べるとまだまだだなと思うときもありますが、

そんな自分も受け入れて今後も自分の課題に取り組み、

 

共同体に貢献することで幸福感を味わえるよう、今後も働いてきます。

次回は、『嫌われる勇気』のまとめを書こうと思います。

 

それでは、みなさま良い週末を。

 

人間にとって最大の不幸は、

自分を好きになれないことです。

by 『嫌われる勇気』 哲人の言葉より抜粋

 
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 

『嫌われる勇気』とは何なのか④

こんばんは、とーきびです。

週末は有意義に過ごせましたか。

 

 

フリーランスのSEをしているのですが、

新しい現場になってから、はや2か月目となりました。

 

新しい現場になった当初は、

自分のSEの技術が新しい現場に通用するのか不安で、

周りの方から自分がどう思われているのかを気にする日々が続いていました。

 

周りの方に技術的な質問をした時に、

「SEでフリーランスなのに、そんなことも知らないの?」

と言われたらどうしようと、正直なところ若干怯えていましたね。

 

自分はプライドが高い分、このような心理状態には陥りやすいのですが、

このような状態をアドラーは、

自分が他人からどう見られているかばかりを気にかける生き方は、
自分にしか感心を持たない自己中心的なライフスタイル

と言っています。

 

なかなかこれも痛いところを突く考察ですね。

 

さらにそのような場合は、

わたしは相手に何をやって与えられるか』

を考えると良いと言っています。

 

自分は世界の中心と考えていたことを、
自分の課題』に立ち向かうことにより、
自分は共同体の一部という意識が芽生えます。

 

共同体という、ではなくのつながりの中で、

お互いが『自分の課題』解決する援助をし、

お互いを評価するのではなく、「ありがとう」という感謝や喜びを感じ、

自分の価値を実感できると説いています。

 

この考え方を適用し、

どう思われてもいいやと開き直り(笑)、

とことん自分の仕事のタスクを進めるという『自分の課題』に向き合い、

タスクを進めるために、周りの評価はほぼ気にせず質問し、

時には自分の知っている知識で役に立てることは惜しみなくシェアすることで

少しは新しい職場での共同体の意識を持ててきたように感じます。

 

来週も、

縦の意識ではなく、横の意識を持って、

自分の課題に向き合い、共同体で何か役に立てることはないかを意識して

共同体の意識で仕事の楽しさを体感できたらと思います。

 

終始、まじめな内容になってしまいましたね(笑)

では、来週も頑張りましょう。

おやすみなさい。

 

他者の評価を気にかけず、

他者から嫌われることを怖れず、

承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり

自分の生き方を貫くことはできない。
つまり、自由になれないのです。

by 『嫌われる勇気』 哲人の言葉より抜粋

 
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え